Concept
Coco & K. ココアンドケー
「かわいくってエコ!」
Coco&K.のバッグは、フィリピンの環境問題に取り組むNGO団体「Kilus Foundation」の活動によって生まれた、Upcycle&Ecology Bagです。
飲み終えたアルミのジュースパックをきれいに洗って再利用、
回収、洗浄、乾燥、縫製、すべて手作業で作られています。
環境、雇用、教育問題に貢献できるこのバッグを、より多くの人に広めていきたい。
そして、お互いを尊重し合う、フェアトレードを長く継続させていくことが何より大切だと考えています。
廃棄されたジュースのパックから生まれ変わったバッグは、作る人使う人、そして子どもたちに
笑顔と幸せを運ぶ「ハッピープロダクト」です。
KILUS FOUNDATION
フィリピン、マニラ首都圏の中心を流れるパシグ川。住宅不足と貧困のため、川岸に小屋を建てて暮らす人々。工場排水や生活排水が垂れ流され、ゴミも大量に投棄されていました。そのため、かつては「青い水」と呼ばれていたその川は汚染が進み、「生物の生存は不可能」という最悪のレベルまで落ちてしまいました。
97年、パシグ市の地区長となったサンティエゴ氏と妻のエディサは、ゴミの減量と川岸の緑化に取り組む女性のボランティア団体「KILUS FOUNDATION」をつくりました。
「KILUS FOUNDATION」の名前は タガログ語で「Kababaihan-愛国心」「Iisa=一人一人」 「Layunin=目的」 「Umunland=発展」 「Sambayanan=故郷」の頭文字をとってつけられています。
「世界一美しく緑あふれる街にしよう」を合言葉に、さまざまな運動を行いました。
そしてボランティアだけでなく貧しい人々の収入源にと考えついたのが、リサイクル製品の製造です。飲み終えたジュースのアルミパックを集め、洗い、縫い合わせてバッグやサンダルを作りました。
この活動のおかげで、多くの貧しい人々が収入を得られるようになりました。
KILUS Foundationでは子どもたちに教育を受けさせることの大切さを教えています。
フィリピンではまだまだ自分の子どもを学校へ行かせず、働かせてしまう親が多いのが現状ですが、
子どもたちの未来のために、そして国の未来のために、教育が絶対に必要であることを訴えかけています。
これまで学校へ通えなかったたくさんの子どもたちが学校へ通えるようになっています。
現在、Kilus Foundationは、フィリピンの他の街の人々や他の島の人々にも、この活動とリサイクルグッズ製造の技術を伝授しています。
FAIR TRADE
フェアトレードとは、アジアやアフリカなど途上国で貧困生活を送る人々に、
公正な社会を築くための機会、労働の場を与えることです。
直接取引をすることで中間マージンを排除し、常に生産者の生活が成り立つよう考慮し、
”フェア”な価格で買い付けています。
最も大切なことは、一つの価格を決めたら、数にかかわらずその価格は変えないことです。
(買いたたきをしないことです)
そうすることによって、生産者は安全な労働条件、適正な賃金を受け取ることができるのです。
このような取引を継続するとこで、彼らが自らの力で生きる社会づくりを支えることができます。
彼らのために必要なこと、それは援助ではなくフェアトレード(公正取引)です。
そして我々は環境にも配慮、汚染された川からゴミを排除し衛生面の向上を図ると同時に、
そのゴミを再利用しています。
Ethical Fashion
「エシカルファッション」という言葉が、今とても注目されています。
単に美しく着飾るだけでなく、今、身につけているものが、
「環境や社会に配慮し、倫理的に”正しく”製造されているか」を問う、
という意味の言葉です。
正しく生産されたファッションを身につけることが
ファッション界のトレンドになりつつあります。
消費者がフェアトレードの商品を買う、という行動は
発展途上国のコミュニティをサポートをすることとなるのはもちろん、
一番身近な海外支援といえます。